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Reviewed by Jin Sakaki

Forgotten Tales – All The Sinners

カナダのメロディック・スピードメタラーによる2004年リリース2ndアルバム。芯は太く且つ透き通るかのような美麗なフィーメールボイスを武器とするこのバンドは、楽器陣の劇的な演奏レベル向上と共に持ち前の展開美とメロディの飛翔感がより伝わり易くなった印象で、従来からネオクラシカルな調べとボーカルメロディの質がDarkMoorとの比較をされることが多かったわけですが、今作ではキメや展開の繋ぎ目で聴けるドラムフレーズや、メロディに被せるクワイアが分裂前の本家と似たこともあり、より超DarkMoorタイプ!的側面を強めています。数週聴いての感想としては、彼等の哀愁感を携えた『陽』メロがここ暫らくメロスピに飢えていた脳天を直撃すると共に郷愁感に駆られる不思議な一枚になりそう。Keyのチェンバロの使い方がStratovariusまんまな#8Fairytales」や、イントロがまんまNightwish#3AllTheSinners」辺り先人のアイディア丸借りが露骨なのに、それをその先人バンドとは趣の異なる陽メロで音像を染め上げてるのがおいしいのかな。パクリが厭味にならないどころかそれを認めた上で悶絶を誘発させてしまう点に、B級の味が良く染み出た好盤!!(Д´)ノドリャー!!とか叫びたくなっちゃう。表現手法のレベルアップがバンドの格を上げた好例。イイ味は持ってるC級バンドに対してやりたい事に技術が追いついてないって言葉を良く見るけど、追いついたらこうなるのかもね。パクリの消化法が勝負!なこの界隈において、その根幹を構成する凄く重要なポイントのクリアに成功したバンドだと思う。

Note : 80/100